NPO法人 フーズマイルぐりぐら
先日の「YOKOHAMA SOUP vol.9」の記事で、名前だけご紹介した「フーズマイルぐりぐら」。
なんだかすごくおもしろそうな活動だったので、代表の和賀さんにお話をうかがってきました。
こちらが和賀さん。
和賀さんが、「NPOという形で活動していこう!」と思い立ったのが今年の3月。そして、この10月にはもうNPO法人として承認され、本格的な活動に入ったそうです。なんというバイタリティ!
まず、ホームページによると、ぐりぐらの活動は、
食を通して
・子どもたちの学び場をつくる
・女性や高齢者の雇用の場をつくる
・認知症などの予防をする
と、幅が広いようなのですが、いったい具体的にはどんなことをしていくのでしょうか。
「菊名の商店街の中にスペースを借りました。オープンはまだこれからです。そこで、まずは学童保育ですね。学童保育は夕方の時間帯だけですから、それ以外の時間帯で、主婦などの女性、高齢者の方々の集まるイベントを行う予定です」
それは、通常の学童と何が違うのでしょうか?
「ぐりぐらの学童は、食を絡めていくことで、子どもたちが自発的に興味をもった事柄について学んでゆこうという試みなんです。国語をやろう、算数をやろう、ということではなくて・・・。例えば、ピザを通して、世界を学んでほしいと」
ピザ??
「そう。みんなで一緒にピザを食べて、おいしかったり楽しかったりすれば、自然と話も弾みますよね。それで、このピザを作ってみたいという気持ちになれば、調理してみる。ピザがどこの国のものか知りたければ地図を開いてみる。材料がどうやってできているのか気になったら農業をやるし、ピザがどうやってここに届いたかを追っていけば流通を学べます。ピザの店を開きたくなったら経営や起業のことも。」
なるほど。でも、どうして「食」がキーワードになるんでしょう?
「食に興味がない人って、いませんから。毎日3回は食事のことを考えますし、誰にとっても身近です。なにより、食べるのって楽しいですよね!やっぱり、スタート地点が楽しいことじゃないと。学ぶことももちろんですが、ぐりぐらでは
“共食(きょうしょく)”の楽しさ
も伝えていきたい。共食とは、みんなで食事をすることです。どんなに美味しい料理でも、体にいい野菜を使っていても、ひとりで食べていたんじゃつまらない。みんなで食べて、おいしいねとか、どんな味がするよっていう話をすることが、どんなに大切で、どんなに広がりをもっていくことなのか、知ってほしいです。」
楽しいこと、興味のあることだから、学びたくなるんですね。なんだか、可能性が無限に広がっていくようです。
ところで、どうして和賀さんはこの活動をはじめようと思ったんですか?
「もともと、単純に食べることが好きなんです。実家は飲食とは全く関係のない機店だったんですけど。すっごく食べることが好きで、食に関わる勉強がしたくて農大に入りました。その後は、食品メーカーやメニューコンサルティングの会社で働いて。でも、食べ物の廃棄の問題や、次々新メニューを生み出してはまた次、という現実にだんだんギャップを感じ始めたんです。それで会社を辞めて、世界の食を知るため3ヶ月ほどヨーロッパを旅行しました。そこでやっぱり、食というのはコミュニケーションツールなんだと実感して。使い捨てされる食ではなく、コミュニケーションツールとしての食にたずさわっていきたいと思ったんです。」
そして帰国後、NPO法人としての活動スタートに向けて準備を開始。
いまは忙しい毎日を送る和賀さんですが、そのお話は熱意にあふれ、とっても前向き。そして口調はおだやかで、優しい雰囲気をもった方です。
まだスタートしたばかりの「フーズマイルぐりぐら」、これからが楽しみ!
このサイトでもイベント等をお知らせしていきたいと思います。
近々では、11/3(土)に菊名駅の近くで野菜のマーケット「ぐりぐらマルシェ(仮)」を出店するそうです。
詳しくはホームページでチェック!
NPO法人フーズマイルぐりぐら
ホームページhttp://www.npofoodsmile.jp/
問い合わせメールnpo.foodsmile@gmail.com
なんだかすごくおもしろそうな活動だったので、代表の和賀さんにお話をうかがってきました。
こちらが和賀さん。
和賀さんが、「NPOという形で活動していこう!」と思い立ったのが今年の3月。そして、この10月にはもうNPO法人として承認され、本格的な活動に入ったそうです。なんというバイタリティ!
まず、ホームページによると、ぐりぐらの活動は、
食を通して
・子どもたちの学び場をつくる
・女性や高齢者の雇用の場をつくる
・認知症などの予防をする
と、幅が広いようなのですが、いったい具体的にはどんなことをしていくのでしょうか。
「菊名の商店街の中にスペースを借りました。オープンはまだこれからです。そこで、まずは学童保育ですね。学童保育は夕方の時間帯だけですから、それ以外の時間帯で、主婦などの女性、高齢者の方々の集まるイベントを行う予定です」
それは、通常の学童と何が違うのでしょうか?
「ぐりぐらの学童は、食を絡めていくことで、子どもたちが自発的に興味をもった事柄について学んでゆこうという試みなんです。国語をやろう、算数をやろう、ということではなくて・・・。例えば、ピザを通して、世界を学んでほしいと」
ピザ??
「そう。みんなで一緒にピザを食べて、おいしかったり楽しかったりすれば、自然と話も弾みますよね。それで、このピザを作ってみたいという気持ちになれば、調理してみる。ピザがどこの国のものか知りたければ地図を開いてみる。材料がどうやってできているのか気になったら農業をやるし、ピザがどうやってここに届いたかを追っていけば流通を学べます。ピザの店を開きたくなったら経営や起業のことも。」
なるほど。でも、どうして「食」がキーワードになるんでしょう?
「食に興味がない人って、いませんから。毎日3回は食事のことを考えますし、誰にとっても身近です。なにより、食べるのって楽しいですよね!やっぱり、スタート地点が楽しいことじゃないと。学ぶことももちろんですが、ぐりぐらでは
“共食(きょうしょく)”の楽しさ
も伝えていきたい。共食とは、みんなで食事をすることです。どんなに美味しい料理でも、体にいい野菜を使っていても、ひとりで食べていたんじゃつまらない。みんなで食べて、おいしいねとか、どんな味がするよっていう話をすることが、どんなに大切で、どんなに広がりをもっていくことなのか、知ってほしいです。」
楽しいこと、興味のあることだから、学びたくなるんですね。なんだか、可能性が無限に広がっていくようです。
ところで、どうして和賀さんはこの活動をはじめようと思ったんですか?
「もともと、単純に食べることが好きなんです。実家は飲食とは全く関係のない機店だったんですけど。すっごく食べることが好きで、食に関わる勉強がしたくて農大に入りました。その後は、食品メーカーやメニューコンサルティングの会社で働いて。でも、食べ物の廃棄の問題や、次々新メニューを生み出してはまた次、という現実にだんだんギャップを感じ始めたんです。それで会社を辞めて、世界の食を知るため3ヶ月ほどヨーロッパを旅行しました。そこでやっぱり、食というのはコミュニケーションツールなんだと実感して。使い捨てされる食ではなく、コミュニケーションツールとしての食にたずさわっていきたいと思ったんです。」
そして帰国後、NPO法人としての活動スタートに向けて準備を開始。
いまは忙しい毎日を送る和賀さんですが、そのお話は熱意にあふれ、とっても前向き。そして口調はおだやかで、優しい雰囲気をもった方です。
まだスタートしたばかりの「フーズマイルぐりぐら」、これからが楽しみ!
このサイトでもイベント等をお知らせしていきたいと思います。
近々では、11/3(土)に菊名駅の近くで野菜のマーケット「ぐりぐらマルシェ(仮)」を出店するそうです。
詳しくはホームページでチェック!
NPO法人フーズマイルぐりぐら
ホームページhttp://www.npofoodsmile.jp/
問い合わせメールnpo.foodsmile@gmail.com